もしもの時のPayPayとネット銀行|元カーディーラー営業マンが教えるキャッシュレス時代の備え

車の維持費
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みなさん、こんにちは。以前の記事でETCカードをお得に使うにあたって、三井住友ゴールドカードNLをベースに楽天カード、リクルートカード、JCB CARD Wの使い分け方法を解説してきました。
※クレジットカードの2枚持ちについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

キャッシュレス化が進む現在、日本のキャッシュレス決済比率は、2025年時点で約58%です。政府の目標を上回るペースで上昇しており、2030年の中間目標65%、将来的な80%に向けた堅調な推移が見られます。

しかしながら、一部の飲食店やお祭りの屋台、マルシェなどは現金かPayPayしか使えない場合があります。キャッシュレス生活に慣れてくると現金を持ち歩くのがおっくうになり、特に小銭はかさばって持ちたくなくなります。お金を落とした時や使用履歴・ショッピング補償についても、現金のほうがリスクが大きくなるので、できるだけ現金は持ちたくない方も多いのではないでしょうか?

では、なぜ現金とPayPayだけの店が多いのか、三井住友ゴールドカードNLとの組み合わせはどうなのかを解説していきます。

*「楽天カードについてはこちらの記事で詳しく解説しています」

楽天カードは年会費無料

PayPayとは|2018年から始まったQRコード決済の代表格

PayPayのサービス開始は、2018年10月5日です。スマホで支払うQRコード決済アプリで、お店側が読み取る方式と、利用者が店頭のQRコードを読み取る方式があり、ネットサービスや請求書払い、個人間送金にも使えます。

仕組み

  • アプリに登録し、お金をチャージして使うのが基本
  • チャージ方法は、銀行口座・セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM・PayPayクレジットなど
  • 支払い時は、アプリのバーコードを店員に読み取ってもらうか、店頭のQRコードをスキャンして金額を確認して支払う
  • 支払いだけでなく、友だちへの送金・受け取り、公共料金の支払い、ポイント利用なども可能

使い方の手順

  1. アプリをダウンロードしてアカウント登録(電話番号、Yahoo! JAPAN ID、Google、Appleアカウントなど)
  2. 銀行口座を登録するか、ATMなどで残高をチャージ
  3. お店で「PayPayが使える」表示を確認し、バーコード提示またはQRコード読み取りで支払う
  4. 必要に応じて、請求書払い、送金、ポイント利用も行う

使う場面

PayPayは、コンビニ・飲食店・ドラッグストアなどの実店舗に加えて、ネットサービスや公共料金の支払いでも使えます。PayPayポイントを貯めたり使ったりでき、クーポンやスタンプカードなどの機能もあるので、普段の買い物をスマホだけで済ませたい人には相性がいい仕組みです。

PayPay残高とPayPayクレジットの違い

PayPay残高はあらかじめ入れたお金で支払う方式、PayPayクレジットはPayPayカードを使ってあとでまとめて払う方式です。

いちばん大きな違い

  • PayPay残高 …事前チャージが必要。銀行口座やATMなどから残高を入れて、その範囲で使う
  • PayPayクレジット …事前チャージなしで使える。使った分は翌月に、PayPayカードに登録した口座からまとめて引き落とし

支払いの流れ

  • PayPay残高 …チャージ済みの残高から即時に支払い
  • PayPayクレジット …支払い時はPayPayで決済しても、実際の請求はカード利用としてまとめられる

つまり、残高は「先払い」、クレジットは「後払い」です。

使い分け

  • PayPay残高 …使いすぎを防ぎたい人、チャージした範囲で管理したい人
  • PayPayクレジット …チャージの手間を省きたい人、月まとめで支払いたい人(申し込みと審査が必要)

ポイントの考え方

  • PayPayカード案内では、残高払いとクレジット払いでは事前チャージが必要かどうかが大きな違い
  • PayPay側の案内では、クレジット払いのほうがポイント面で有利になるケースあり
  • 残高チャージをクレジットで行ってもポイント対象外になることがある
  • そのため、ポイント重視なら「どの支払い方法が付与対象か」を確認するのが大事

残高 vs クレジット 比較表

項目PayPay残高PayPayクレジット
支払い方式先払い後払い
事前チャージ必要不要
引き落とし残高から即時翌月に口座引き落とし
申し込み基本不要必要
向いている人予算管理重視手間を減らしたい人

PayPayカードのETC発行手数料と年会費

PayPayカードのETCカードは、通常のPayPayカードなら年会費550円(税込)です。PayPayカードゴールドならETCカードは無料です。

年会費

  • PayPayカード …年会費永年無料
  • PayPayカードゴールド …年会費11,000円(税込)

ETC発行手数料

今回確認できた公式案内では、ETCカードの発行手数料そのものは案内されておらず、主要な公式ヘルプでは年会費の案内が中心でした。実質的に押さえるべき費用は「通常カードはETC年会費550円、ゴールドは無料」と考えてよいでしょう。

参考になる点

  • ETCカードは、本会員カード1枚につき最大5枚まで申し込み可能
  • ETC利用分は、PayPayカードの利用代金と合算して支払い

なぜ「現金かPayPayしか使えない」店があるのか

主な理由は、お店側のコストと運用の都合です。PayPayのようなキャッシュレス決済は導入しやすいので、現金とPayPay払い可能の店も増えており、逆に現金だけの店は「手数料を払いたくない」「機械を増やしたくない」という事情が多いです。

現金だけの理由

  • 決済手数料を避けたい、レジ周りをシンプルにしたい、売上管理を簡単にしたい
  • キャッシュレス決済は売上の数%前後の手数料がかかり、小規模店ほど負担に感じやすい
  • 現金なら停電や通信障害の影響を受けにくく、年配客が多い地域では現金のほうが安心という考え方も

PayPayだけの理由

  • QRコード決済はクレジットカード端末より始めやすく、専用機器の負担が小さいため、小規模店舗でも取り入れやすい
  • PayPayは利用者が多いので、「まずはこれだけ対応すれば十分」と考える店も多い

PayPayクレジットが使えない場面 (PayPay残高・マネー限定)

  • 業態によっては、そもそも決済設備を入れにくいことがある(一部小規模店舗、病院、地方の交通機関、自動販売機など)
  • PayPay側でも使える残高の種類を限定している店舗があり、同じPayPayでも使い方が制限される場合あり

法律との関係

日本では現金に法貨としての性質がありますが、それだけでどの店でも必ず現金を受け取らないといけないわけではありません。店が事前に「現金不可」「PayPayのみ」と示していて、客がそれを了承して利用するなら、原則として大きな問題にはなりません。

つまり、店舗側は「客の利便性」よりも「コストや運営の合理性」を優先して支払い方法を絞ることがある、ということです。

店側の支払い方法別 メリット・デメリット

項目現金のみPayPayのみPayPay+クレカも可
導入コスト0円低い高い
決済手数料0%0〜数%2〜5%程度
運営の手間手間大手間少中程度
支払いスピード速い速いやや遅い
店側のリスク盗難・紛失低め中程度
データ管理難しい自動集計自動集計
停電・通信障害時影響なし影響あり影響あり
客層年配客向け若年層向け全世代対応

PayPayカードのポイントの仕組みと使い方

PayPayカードで得られるポイントは、基本的にPayPayポイントとしてためられ、PayPayでの支払いやカードの支払いに使うことができます。

たまるポイント

  • 基本的に200円(税込)ごとにPayPayポイントがたまる
  • 付与率はカード種別(通常/ゴールド)やPayPayステップの達成状況で変わり、最大2%前後まで引き上げ可能
  • 通常のPayPayポイントと、有効期限がある「期間限定ポイント」の2種類がある場合あり

有効期限・出金

  • 通常のPayPayポイントは有効期限なし(条件付与でない場合)、出金・譲渡はできない
  • 期間限定ポイントは、案内に書かれた期間内に使わないと失効

ポイントの主な使い方(4つ)

① PayPayでの支払いに使う

  • 1ポイント=1円相当として、PayPay決済時の支払いにポイントを使える
  • 「支払いに使う」設定で、自動でポイント優先で支払いになる
  • 「貯める」設定にして、使うときだけ「PayPayポイントを使う」ONにすることも可能

② 実店舗・ネットサービスの支払い

  • 実店舗:PayPayが使えるお店で、PayPayポイントとPayPay残高・PayPayクレジットを組み合わせ可
  • ネットサービス:PayPay残高・ポイント・クレジットが使えるサービスでポイント利用可

③ PayPayカードの支払いに充当する(重要)

  • 貯まったPayPayポイントやチャージしたPayPayマネーを、毎月のPayPayカード請求額の一部または全額に充てることが可能
  • 流れ:仮確定金額(毎月12日頃)が出たら、PayPayアプリで「PayPayポイントで支払う」を選択 → 当月請求額の範囲内でポイント・マネーを充当 → カード支払いとして扱われ、利用可能枠も早めに回復

④ ポイント運用(場合による)

  • たまったPayPayポイントを「ポイント運用」コースに追加して、一定のリターンで増やす仕組みあり
  • リスクは低い設計ですが、運用リターンが変動する場合もあり

PayPayポイントの基本まとめ表

項目内容
たまり方PayPayカード利用で200円(税込)ごとにPayPayポイント
付与率通常0.5〜2.0%程度、条件達成で上乗せ
1ポイントの価値1ポイント=1円相当
有効期限普通ポイントは無期限、期間限定は期限あり
出金・譲渡できない
使える場所PayPay加盟店・ネットサービス・公式ストア・カード支払い充当

おすすめの使い方

  1. 普段はPayPayカードで支払い → PayPayポイントをためる(設定で「貯める」)
  2. 月末〜翌月12日頃までに、その月の請求額に充てる(ポイントをカード支払いに回す)

クレカの支払いを減らしつつ、PayPayポイントを無駄にせずに回す、という「PayPayカード+ポイント」のループになるイメージです。

楽天カード vs PayPayカード(通常)徹底比較

楽天カードとPayPayカード(通常)は、どちらも「年会費無料・1%前後還元」の定番カードですが、ポイント性格や使い勝手が大きく異なります。

項目楽天カード(ノーマル)PayPayカード(ノーマル)
年会費永久無料永久無料
基本還元率100円で1ポイント(1%)200円で1ポイント(0.5%が基本)
ポイントの種類楽天ポイント(1pt=1円)PayPayポイント(1pt=1円)
ポイント有効期限通常1年(利用で更新)通常無期限
ポイント使い先楽天市場・楽天系中心PayPay加盟店・カード充当など
ETCカード年会費条件次第で無料1枚550円(税込)
付帯保険海外旅行傷害保険・ショッピング保険一部付帯(ゴールドより弱め)
使い勝手店舗端末対応広い・楽天系で伸びるPayPayアプリ連携で伸びる

楽天カードが向く人

  • 楽天市場・楽天ブックスなど、楽天グループで買い物が多い
  • 100円ごとに1%還元が解釈しやすいクレジットカードを好む
  • すでに楽天ポイントを貯めている人

PayPayカードが向く人

  • 日常的にPayPayを多用する(コンビニ・飲食店・ネット決済など)
  • PayPayポイントを「PayPay決済」や「カード支払い充当」で回したい
  • 年会費無料でPayPay連携の性能を優先したい

月5万円使用時のポイント比較(基本還元のみ)

使い方1ヶ月利用額還元率1ヶ月ポイント1年間ポイント
PayPayカード(クレジット 1.0%)50,000円1.0%500pt6,000pt
PayPay残高払い(楽天カードでチャージ)50,000円0.5%250pt3,000pt
楽天カード直接(1.0%)50,000円1.0%500pt6,000pt

※1ポイント=1円相当として計算。「PayPayステップ」「楽天SPU」などの上乗せは省いて純粋な基本還元で比較。

もっと細かく見ると

  • PayPayアプリ+PayPayカードでPayPayステップを達成して還元率が最大1.5%になると、月5万円なら750ポイント/月、1年で9,000ポイントまで上昇
  • 楽天カードは楽天市場でSPUなどを組み合わせると最高17.5%など、特定店舗では圧倒的に高還元
  • 日常一般店舗では基本1.0%

どっちが得かの整理

  • PayPayを多く使うなら …PayPayアプリ+PayPayカード(1.0% → 条件達成で1.5%)が強い
  • 楽天市場・楽天グループ中心なら …楽天ノーマルカード(楽天市場で3%〜17.5%)が圧倒的に有利

もしもの時のネット銀行活用|現金出金も便利に

PayPayも使えない現金のみの店舗の場合は、事前にスマートフォンでその店の支払い方法を食べログ等で調べておく必要があります。

★ネット銀行の便利さ★

  • 現金を出金する場合はネット銀行を使えば、全国のコンビニATMが24時間使える
  • 旅行先でも非常に便利
  • ある程度の預金残高があれば、振込手数料や引落手数料も無料
  • d NEO BANK(住信SBIネット銀行)や楽天銀行は、キャッシュカードがなくてもスマホでATM入出金が可能で余分な持ち物を減らせる

まとめ|元営業マンが伝える「最強の組み合わせ」

三井住友ゴールドカードNLや楽天カード、リクルートカード、JCB CARD Wをベースに、もしもの時のためにPayPay+ネット銀行も検討してみてください。普段使いで勝手にポイントが貯まっていくなら、あなたにとって最適なカードの組み合わせとなるでしょう。

  • キャッシュレス決済比率58%の時代、それでも現金・PayPayしか使えない店は存在する
  • PayPayカード×PayPayアプリの組み合わせで、年会費無料・1%還元(条件達成で1.5%)が可能
  • ネット銀行(住信SBI・楽天銀行)でコンビニATM24時間利用、振込・引落手数料無料も狙える
  • クレジットカード+PayPay+ネット銀行で、あらゆる場面に対応できる最強のキャッシュレス体制が完成

35年間カーディーラーでお客様の家計を見てきた立場から言うと、「使い分け」と「もしもの備え」の両方を意識することで、家計の取りこぼしを防ぎながら、生活の安心感も得られます。これは再雇用世代の家計防衛にもしっかり役立つ考え方です。

※年会費・還元率・無料条件は変更される場合があります。お申し込み前に必ず各カード公式サイトで最新の情報をご確認ください。

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この記事が参考になれば嬉しいです。楽しいカーライフをお過ごしください。


この記事を書いた人:元カーディーラー営業マン(現・再雇用サラリーマン)
35年以上、カーディーラーの営業マンとして数千人のお客様の車選びをサポート。3年前に定年退職し、現在は同じ会社の別部署で勤務中。現場で見てきたリアルな情報を発信しています。

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